無垢の床材の特徴と手入れ法

ワックスのかけ方

無垢の床材を長くキレイに保とうと思えば、今度はワックスがけの事が気になると思います。無垢フローリングなどのワックスについては、汚れ落とし用途とツヤ出し用途が同時にできる簡単タイプと、たた手間のかかる樹脂ワックスタイプの2種類があります。

 

初心者でしたら簡単なタイプを月に1回程度かけ、ワックスがけに慣れている経験者なら樹脂タイプを3~3ヶ月に1回程度かけるようにすればいいでしょう。どちらについても、ワックスがけの前には、掃除機やモップでゴミやホコリを取り、固くしぼった雑巾で床全体を水拭きしてください。

 

ワックスをかけるのはこの後で床が完全に乾いてからとなり、各ワックスの使用方法に従いますが、コツは厚くならないようにすることです。又、木材の表面に微細な亀裂や毛羽立ちが目立ってきた時、床材に撥水性やツヤが無くなって木地の色が出てきた時、カビや汚れなどで外観が悪くなってきた時などは、期間に関係なくワックスがけが必要になるケースとなります。

 

床は直接肌に触れる場所なので、使用するワックスもできれば自然素材を選びましょう。最近は環境や健康への意識の高まりから、蜜蝋ワックスや植物性油脂を原料にしたワックスなどがいろいろ市販されています。推奨塗料はラッペンワックス(ドイツ製)、蜜蝋ワックス(日本製)などです。日本で昔から使われてきた「ぬか袋」で拭くのもいいと思います。特に小さい子供がいる家庭なら自然素材にこだわりたいものです。